

孤立集落へのバイク隊による医薬品(薬)の代行輸送が可能に
ボランティアでは日本初の取組み

出典:当日配布の資料から
内閣府の調査では、大分県は、全国的にも「孤立集落発生(数)リスクが極めて高い自治体(全国4位)」として知られ、大規模災害発生時には、孤立集落へ医薬品の配送が滞ることで「災害関連死」を多く発生させることが特に危惧されています。
ちなみに、能登半島地震で多くの孤立集落が発生した石川県でも、全国34位といいますから、大分県内では、大規模災害時の医薬品配送対策を早期に取り組むことが求められていました。
そこでこの度、由布市の(調剤薬局・社会福祉法人・災害バイク隊)をモデルとした取り組み(実施マニュアル運用開始)の三者協定締結式が現地由布市内で執り行われ、「医薬品、医薬機器等の品質、有効性及び安全性の確保に関する法律」(薬機法)に基づき「バイク隊による薬の代行輸送実施マニュアルの運用」が開始されることとなり、大規模災害時の機動的な医薬品の配送が可能になりました。
ボランティアでは、全国で初というこの取り組みを手掛けたのは、主に寿永会本部及び、小野精治さん(事務局長・防災士)と小野秀生さん(大分県災害バイク隊長・防災士)です。
(取材と写真:OPDO小嶋秀行)

調印中の三団体代表者
協定を企画した小野寿永会事務局長(左)

「実施マニュアル」運用開始の協定を締結した(右から)寿永会本部佐藤代表、(中央)河野調剤薬局河野代表、(左)バイク隊小野隊長

趣旨を説明する小野事務局長(左)

社会福祉法人寿永会が運営する高齢者施設


竹田市松本地区防災アドバイザー派遣
日 時 令和6年12月8日(日曜日) 10時~12時
場 所 竹田市松本分館
講 師 清松 幸生 NPO大分県防災活動支援センター専務理事
テーマ 「地域の防災対策」など
参加者 40名
はじめに、松本地区『地域コミュニティ』l協議会の後藤文康会長から「コミュニティ協議会を設立して防災部会の初めての取り組みです」と挨拶がありました。
参加者は、予定通りの40人を超す集まりでした。
資料は準備しましたが、「持ち帰り、しっかり目を通してください。」とお願いし、「今日は写真と動画でお話しします」として、①能登半島の地震対応が何故進まないのかや、②受援力の大切さ、また、③地域の防災対策を進めるには、参加された皆さんの一人ひとりの意識と知識が欠かせない理由などについて、事例を紹介して説明しました。
その後、地震対策として、住居の耐震を効果的に行う手段、救えるいのちを救うのは、皆さんのこころ掛けが大切であると伝えました。


下戸次尾津留地区防災訓練
11月17日(日)10時から、下戸次尾津留自治会の防災訓練が、本年度改築された尾津留公民館で行われました。
訓練は、第一、10時を起点に「公民館へ避難行動」という計画。第二に「防災講話」、第三に、消防署の指導による「心肺蘇生」の実地訓練と続きました。
戸数は45世帯ほどの自治会ですが、参加者は半数以上の(世帯から)34名ほどが参加されており、防災に関する住民の関心の高さが伺えました。
自治会長(区長)よると、「これまでの訓練に比べて取り組み内容を増やし、充実する計画にした」ということですが、その趣旨が住民に伝わっての取り組みとなった様です。今後、継続的な取り組みが期待されます。
防災講話は、「備えを万全に」と題して、防災アドバイザー派遣によりおこないました。
防災訓練は、午前中に終了しました。


北下郡(3自治区合同)防災訓練
11月9日(土)10時から、北下郡児童公園で「北下郡3自治会合同防災訓練」が行われました。この日は、心配された雨はなく、気候の良い一日となり、絶好の訓練日和でした。
訓練の「災害被害想定」は、「11月9日9時頃、マグチュード8の地震が発生し、各家に被害が生じ、各班で指定の場所に集合、集団避難する」という設定で開始されました。
午前9時30分頃には、各組長の先導により居住地域から住民が児童公園(訓練避難場所)に参集し始め、10時から防災訓練が開会されました。
今回の訓練では、①地震体験車、②心肺蘇生訓練、③水消火器訓練のパートを順次まわりそれぞれを体験する計画。地震体験車(設定震度7)を経験した住民は、最初は笑顔で乗車が、降車の際は「こんなに揺れる?怖かった」と口々に語っていました。
実地訓練後の防災講話は、「今すぐできる防災対策」と題して、防災アドバイザー派遣により行いました。
自治会事務局によると、今年の参加者は、「1月1日の能登半島地震の影響からか関心が高いようで、昨年の約3倍の192人が参加した」とのことでした。


三佐二区自治会防災訓練
10月12日(土)9時から、三佐二区の防災訓練が自治公民館で開催されました。
自治会長によると、「三佐二区地域では、コロナ対策上、数年間は公民館での活動を自粛したこともあり、防災訓練等は実施できておらず、何年かぶりの活動です」と言うことで、久々の取り組みに意欲満々でした。
この三佐二区周辺は、万が一の南海トラフ地震等大規模災害が発生した際、津波被害の可能性が高く、住民の避難場所(行動)をどうするかが大きな課題の一つで、今後の自主防災組織などによる対策の充実が求められる地域です。
当日は、「地震・津波の仕組み、身近でできる防災対策」と題して、防災アドバイザー派遣による防災講話をOPDOの小嶋秀行が行いました。
防災講話に引き続き、地域の消防団により防災活動に関する指導が行われていました。


「ロープの結び方を自宅で再挑戦してみます!」という市民も
大道校区防災協議会主催の防災訓練が、10月20日(日)10時から、大道小学校体育館で行われました。当日は、校区内16自治会から156名の市民が参加しました。
今回は、2年半ぶりの開催で、これまでの実施内容と趣向を変えて、8つのブースを設置、それぞれの研修課題をテーマにしたブースを、参加した市民が自治会単位で順次研修するという実施要領です。
OPDOからは、防災協議会からの要請に応え「ロープワーク」「段ボールベット製作」2つのブースを5人のメンバーで担当しました。
市民は、ロープの結び方や段ボールベッドを造る事などと、日頃縁や馴染みがないことから、とても興味深くチャレンジしていました。中には、配布したロープの結び方説明資料を手に、「自宅で再挑戦してみます」と言う方がたくさん居るなど、大変好評の内に訓練は終了しました。
なお、その他のブースは、防災機器体験、人工呼吸体験、ハザードマップコーナー、VR体験コーナー、健康体操コーナー、防災クイズコーナーでした。
OPDO : NPO大分県防災活動支援センターの略称






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●佐伯市職員防災士養成研修
日時 9月28日(土)~29日(日)
会場 佐伯市消防署3F講堂
佐伯市職員防災士養成研修が今年度も行われました。
佐伯市では、毎年、県が実施する養成研修に加え、職員の養成研修を実施しています。
今年も、市内全域の各事業所等から60余人の職員が集まり、研修を受講しました。

DIG(グループ討議)の結果を報告する受講者



職場付近の知らないところが知れて良かった!
●滝尾保育園
日時 9月20日(金)10:00-11:30
会場 滝尾幼稚園ホール
OPDOの地域貢献活動の一環として、滝尾幼稚園の防災研修に参加しました。
当日は、滝尾幼稚園ホールで、保母さんはじめ関係者30名が研修しました。
幼稚園の周辺で、実際にどのような災害リスクが潜んでいるかなど、自分たちで職場と地域を点検し、具体的な危険個所などを知ることを経験しました。
参加者からは、『職場(幼稚園)の近くの知らないことを知ることができ、とても良かった』との感想が聞かれました。


